柔道コミュニティNaviは、柔道交流ができる道場や地域、イベントに関する情報を掲載しています。現在「道場スタンプラリー」にむけて、受入道場、モニター参加者を募集しております。

Naviへの願い

柔道の目的は、柔道の稽古を通じて、人格の完成を図り、社会に貢献することにあると言われています。

「嘉納師範は、柔道修行の目的は、攻撃・防御の練習によって身体を鍛練して強健にし、精神の修養につとめて人格の完成をはかり、社会に貢献することであると示されています」(講道館HP)

柔道の稽古によって人格の完成をはかり、社会に貢献した人としてもっとも象徴的な人物は、その柔道を創設した嘉納治五郎先生だと思いますが、嘉納治五郎先生がいかにしてそのような人になることができたのか、その足跡をたどると、二つの大きな機会が浮かび上がってきます。

一つは、天神真楊流柔術の福田八之助先生、磯正智先生から学んだ後、異なる流派である起倒流の飯久保恒年先生から学んだこと。ここで、技などが大きく異なることを知ったことがきっかけになり、なぜ違うのか、どちらが正しいのか、という関心から柔術を深く研究するようになり、講道館柔道の創設につながっていきます。

「それゆえに段々と研究してみると、一人の先生の教えるところと他の先生の教えるところが違っている。どっちが正しいかということを判断する根拠がない。これが私が柔術に深い研究をやり始めた理由である」(嘉納治五郎体系1巻99頁)

もう一つは、数え年30歳のとき、1年4カ月にわたりヨーロッパを視察したこと。この視察以前は、政治家になるか、軍人になるか、事業家になるか、など進路が定まっていなかったそうですが、この視察を通じて、教育の価値と可能性を知り、教育者になることを定められました。

「嘉納は一生のうちで前後9回欧米を視察したが、第一次の洋行は生涯の方向を決定したといってもよいほど大きな意義をもっている。学習院教育といったような一つの立場にとらわれぬもっと自由な立場に立って、何か、総理大臣の仕事よりも、千万長者のそれよりも偉大なものを見出そうと、胸をふくらませながら欧州各地を見て歩いた。」(加藤仁平「嘉納治五郎 世界体育史上に輝く」96頁)

このように、嘉納治五郎先生は、「異なる道場」「異なる文化」に接したことが一つのきっかけとなり、大きな成長をとげ(「人格の完成をはかり」)、柔道をつくって普及されたり、教育者として活動するなど「社会に貢献」されました。

私たちは、柔道を習う青少年が、嘉納治五郎先生のように、「異なる道場」「異なる文化」に接する機会を得ることで「人格の完成をはかり、社会に貢献する」ようになってほしい、という願いを込めてこの取り組みを始めました。

運営団体

NPO法人judo3.0

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